ブルゴーニュ/ Bourgogneのぶどう畑は、歴史的にも、世界的にも著名な偉大なるワインを産出してきました。
最も有名なプルミエ・クリュ/Premier Cruとグラン・クリュ/Grand Cru以外にも、すばらしい地域名アペラシオン/appellations Régionaleと村名アペラシオン/appellations Villageが数多く存在しています。
84*のアペラシオンで彩られたあなたの探検はまだ始まったばかりです!
*ブルゴーニュ/Bourgogneは長い間100のAOCとお伝えしてきました:
これは84のAOCに加え、Dénominations Géographiques Complémentaires de l’AOC Bourgogne(ブルゴーニュのAOCに地理的補足を持つデノミナシヨン)も加えられていたためです。
赤ワインのみ: Pinot Noir
深紅のワインで、ピュアなルビー色から黒いチューリップまで多様な色合いで、濃い色が多い。炎のような赤、ガーネット、くすんだ紫紅色もある。スパイスを基調に、イチゴやキイチゴ、ブルーベリー、カシスなどの熟した果実香が加わる。この複雑で洗練されたアロマが溶け合い、年とともにチェリーのオー・ド・ヴィ漬け、砂糖煮、なめし革、毛皮、猟師の革袋などの香りが現われる。口に含むとビロードのようで気品があり、格調高いPinot Noir の真髄を感じる。アタックは印象深く、豊かさとタンニン、テクスチャーと構造のバランスがとれた長熟タイプであることはいうまでもない。若いうちは多少いかめしいかもしれないが、瓶熟成を経てストラクチャーとオイリー感が増してくる。コクがあり、額縁から出たルーベンスの裸婦のように官能的である。
力強いがビロードの様ななめらかなタンニンが官能的で、肉づきがよくスパイシーなこのワインは強い風味の、繊維質の硬めの肉があっている。ワインはこれをすっかり包み込む。上質の鶏、オーヴンでじっくりとローストした仔羊は合わせやすい第一候補である。脂肪分の少ない赤身肉の厚めのスライス、スパイシーなクスクス、マグロの赤身の醤油漬けなどもワインの広がりとよく合っている。個性が強いワインなので、強いフレーヴァーのépoisses、langres、saint-florentin、cîteaux などと相性がよい。
サービス温度: 14~16℃
「この小さな場所に魅惑の数々を集めてくれたブルゴーニュは何てすばらしいんだろう」と、ブルゴーニュ出身の作家ガストン・ルプネルは書いている。« ブルゴーニュのネックレスの真ん中の真珠 »は見事なグラン・クリュをもっている。Romanée-Conti, Romanée Saint-Vivant, La Romanée, La Tâche, La Grande Rue, Richebourg さらに隣の Flagey-Échezeaux の Échezeaux と Grands Échezeaux である。このパラダイスに近く、1936年に認定されたアペラシオンVosne-Romanée とそのプルミエ・クリュは、 Pinot Noir の最高の表現である。
Vosne-Romanée はグラン・クリュの周りの斜面の上部、ないし山麓にある。グラン・クリュと同じ標高まで畑が広がっている個所もある。地質は粘土がまざった泥灰土と石灰岩で、深さは数十cmから1mに及ぶ。東向き。
VIGNOBLE DE LA CÔTE DE NUITS
村名アペラシオン/Appellation Village
生産地域:Côte de Nuits
プルミエ・クリュのClimats が14ある。
生産コミューン:Vosne-RomanéeとFlagey-Échezeaux
Vosne-Romanéeのコミューンは6つのGrands Crus、 Flagey-Échezeauxは2 つのGrands Crusを産む(No.37と62参照)。
アペラシオンVOSNE-ROMANÉE とVOSNE-ROMANÉE PREMIER CRUはアペラシオン名の後ろにClimat名を記載できる。
1 hectare (ha) = 10 000 ㎡ = 24 ouvrées
154.04 ha (うち 57.88 ha は Premier Cru )
1 hectolitre (hl) = 100 litres = 133 本
5 976 hl (うち 2 143 hl は Premier Cru )