Echezeaux エシェゾー

ワインの特徴

ルビー色で、色調は赤紫、紫紅色にダークなニュアンスがある。香りは動物、スパイス、森の下草、プルーンであるが、熟成させるとじゃ香、なめし革、毛皮、茸の香りを伴う。若いヴィンテージの香りは、バラ、スミレ、フレッシュなチェリーである。アタックはコクがあり、ソフトなタンニンによる心地よいバランス、味のあるまろやかさが特徴。凝縮したテクスチャーと実の詰まった感じは、4～5年で完璧に花開く。

ソムリエのおすすめ

非常に力強く完全なワインで、同格の料理の組み合わせを求める。たくましいタンニンがあり、仔羊のロースト、リブステーキ、ジビエなどと相性がよい。秋冬に食べる料理をふさわしい雰囲気で供すれば、この偉大なワインの深みのある肉づきのよさとよくマッチする。たとえば牛や豚の蒸し煮、あいなめつけ焼き たたき木の芽なども相乗する。チーズは無殺菌乳からつくるウォッシュタイプがよく合う。
サービス温度: 15～16℃

位置

Flagey-Échezeaux 村の上にあり、平地にある畑は、Côte de Nuits 地区の Vougeot と Vosne-Romanée の間にある。東向きである。Grands-Échezeaux は Musigny の南に並ぶようにしてある。境界はオルヴォー谷の下である。Échezeaux は Clos de Vougeot と Vosne-Romanée のプルミエ・クリュの畑を裁断するようにある。Grands-Échezeaux と Échezeaux は1937年7月31日にAOCグラン・クリュに認定された。Clos de Vougeot 同様に12世紀から、13世紀にかけてシトー修道院により創設され、畑が壁で囲まれている。ガロ・ロマン時代には chesaux は住居のまとまりを指す言葉だった。おそらく古代の小集落だったのだろう。

テロワール/Terroir

地質はジュラ紀(1億7500年前)。Grands-Échezeaux はかなり均質で、Clos de Vougeot の上部に類似している(3～4%の傾斜, バジョシアン石灰岩盤に粘土石灰質の表土)。標高は250m。Échezeaux の表土はより変化に富む(通常バジョシアン泥灰土と表面に小石)。230～300mに Climats があり、中腹で13％の傾斜である。上部では表土が深い(70～80cm)。小石、泥土、黄色の泥灰土などで、かなり複雑なモザイク模様を呈している。

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