Bourgogne Côte Chalonnaise ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ

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ワインの特徴

赤ワインは、イチゴ、カシス、甘草、チェリーのニュアンスに、キイチゴ、ザクロ、トーストしたパン、コショウのニュアンス、そしてボタン、魅惑的なバラ、スミレの花といった、多彩な芳香を感じさせる。味わいは、ふくよかで、タンニンは繊細で、噛めるようで、これが一貫性を与えている。爽やかで塩気のある余韻には、甘草、メントール、コショウのニュアンスが感じられる。
白ワインは、 淡い緑がかった黄色で、銀色がかった黄色のトーンがある。香りには、セイヨウサンザシの花や、甘草、レモン、フレッシュなぶどうのニュアンスに加え、スイカズラ、洋ナシ、ブリオッシュ、ヨード、マジパン、ナッツ、桃、パイナップルといった、よりボリューム感のあるニュアンスも感じられる。味わいには、肉付きの良い果実の質感があり、余韻は爽やかで、塩気があり、すらりとしていて、甘草やトロピカルフルーツの香りが感じられる。

ソムリエのおすすめ

赤ワイン : 率直な果実味、タンニンの繊細さ、引き立てられた香りは、上質のハム・ソーセージ類、スパイシーな肉汁のある白身の肉、鶏のロースト、赤身の肉のグリル、キノコのオムレツ、エストファード・ド・ブッフ（牛肉のワイン煮込みの一種）と生パスタ、ロニョン・ド・ヴォー（子牛の腎臓料理）、タジン・ﾄﾞ・ヴォー（子牛のタジン）などと合う。モン・ドール、サン・ネクテール、ルブロション、エポワスのチーズも、ワインを引き立てる。
サービス温度: 15 ～18°C
熟成 : 5年のうちに飲む。
白ワイン : その爽やかさ、果実味の柔らかさ、飲みやすさは、夕食がわりのアペリティフに、冷たく塩味のあるタパスと共に、ブランチにハーブの効いた半熟卵と共に、小エビを詰めたシャンピニオンとシブレットを散らしたフレッシュチーズ、魚のロースト、焼き野菜のフェタチーズがけ、ホウレンソウとリコッタのラヴィオリ、若鶏のレモン風味、そしてヤギのチーズなどと。
サービス温度 : 12 ～13°C
熟成 : 5年のうちに飲む。

位置

ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ/Bourgogne Côte-Chalonnaise のぶどう畑は、コート・ド・ボーヌ/ Côte de Beauneとマコネ/ Mâconnaisの間に位置する。ぶどう畑は、なだらかな丘陵の斜面に広がり、長さ25 km、幅7 kmにわたる。古代から、ローマの平和により生じた商業活動は、商業の中心地で河川での主要な休憩地であるシャロン・シュール・ソーヌを富ませた。中世に力の強い修道院の影響を受け、その後19世紀にぶどう畑は新たに発展し、この地方の鉱業が盛んな町や工業の町の消費者に、日常ワインを供給した。フィロキセラの災禍の後の再建は、中小の生産者に有利になるように行われた。ぶどう畑は、19世紀半ばから50 %減少し、より条件のよい丘陵の斜面につくられた。

テロワール/Terroir

ぶどう畑は、標高250 m ～ 370 m の間に広がり、東、南東向きで、朝の陽ざしを浴び、偏西風から守られる。海洋性の気候で、半大陸性の傾向もあり、夏は特に暑く、雷雨に見舞われ、秋は乾燥している。南に位置しているので、ぶどうの生長サイクルが加速され、その結果、ぶどうの成熟は、コート・ド・ボーヌ/ Côte de Beauneよりも約8日早い。
下土は、5000 万年の間に堆積した海洋性の沈殿物で、中生代三畳紀の粘土質砂岩が、ジュラ紀の石灰岩と泥灰岩に交代している。